哀れなる魂 破の段 第2部 或る無名戦士の記録 |
中将の回りには参謀長、関谷大佐を初めとする佐官が並び、尉官の人達の一部は中将の言葉を、しきりにメ |
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北支のこの辺は、未だ日中友好地区だったからだろう。しかし三光作戦と言う言葉を俺は知っていた。三 ところで俺は師団長や佐官や尉官の立派な事を話したが、将校達は確かにかっこが良い服装などは特に良 しかし、中隊長は軍隊ではやはり辛い役だが。要するに軍隊は兵隊が辛いと言う事だ。階級社会は敬礼さ こんな社会だ「帰りたい、帰れない」と言って弱音の1つも言いたいが、だからと言って弱音や弱虫は許 こんな軍隊生活で何時、命が落ちるか分からない、しかし俺は自分で言うのもなんだが、案外、勇敢だっ しかし、いわゆる1銭5厘の赤紙で臨時招集された招集兵で所帯を持っている兵になると。俺に「見て下 そして戦闘に出ると俺達みたいに徴兵検査を受けて直ぐ入営した現役兵は「突撃!」と言うと勇敢だった |
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YouTube - やーさん ひーさん しからーさん -集団疎開学童の証言- | ||
次に失う物は命しか無い。そう思っていた俺にも、未だ失う物が残されていた。そして、それを失った時 その頃の相手の女性は、何と全て朝鮮ピー、つまり朝鮮人女性だった。「あんた男になるよ」、などと言 その時女が『御免なさい』て言うんだ女は『ちょっと足がふらついちゃったもんだから』と言ったんだ。朝 |
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