提婆達多品(女人にょにん成仏の部分抄訳) 
                            
提婆達多品(女人にょにん成仏の部分抄訳)書き下し文 
 爾時に舎利弗、龍女に語って言さく汝久からずして無上道を得たりと謂へり是の事、信じ難し所以は何ん。女身は垢穢にして是れ法器に非ず云何んぞ能く無上菩提得ん仏道は懸?(はるか)なり無量刧を勤苦して行を積み具に諸度を修し然して後に乃ち成す。また女人の身には猶を五障有り一には梵天王と作ることを得ず。二には帝釈。三には魔王四には轉輪聖王。五には仏身云何ぞ女身速やかに成仏することを得ん。爾時に龍女一寶玉有り價直三千大千世界なり持して以て仏に上まつる仏即ち之を受けたまう龍女、智積菩薩、尊者舎利弗に謂して言さく。我寶珠献たまえる。世尊の納受是の事疾しや不や。答えて言く甚だ疾し。女の言く汝が神力を以て我が成仏を観よ復此れよりも速ならん當時衆會、皆龍女忽然の間に變じて男子と成って菩薩行を具して即ち南方無垢世界に住き寶蓮華に座して等正覚を成し三十二相、八十種好あって普く十方、一切衆生の為に妙法を演説するを見る。爾時に娑婆世界の菩薩聲聞、天龍八部、人、非人と皆遥かに彼の龍女の成仏して普く時會、人天の為に法を説いて見て心大いに歓喜して悉く遥かに敬礼す。無量の衆生、法を聞いて解悟し、不退轉を得。無量の衆生、道の記を受けることを得たり。無垢世界六反に振動す娑婆世界の三千の衆生、不退轉地に住し三千衆生菩提心を発し受記を得たり智積菩薩及び一切の衆會、黙然として信受す。
         提婆達多品(女人にょにん成仏の部分抄訳)書き下し文                                                                       俊介訳
 その時に舎利弗は龍女に語って言ったあなたは時をまたずし無上道を得る言うが是の事は、信じられない理由は次の通り。女の体は汚れていてそれは法を求める器ではないどうしてよく無上菩提得れようか道は、はるかで長い時間の無量刧を勤め苦くで行を積み諸の戒律修してしかる後にすなわち成就するのです。また女人の身にはなおを五の障りが有る1には梵天王と成れない。2には帝釈。3には魔王、4には轉輪聖王。5には仏身です。どうして女の身が速やかに成仏することができるでしょうか。その時に龍女は一宝の玉が有って値は三千大千世界と言われる世界に同等たったそしてそれを仏に上まつた。仏はすぐにこれを受けた。龍女、智積菩薩、尊者舎利弗に言いました。私は宝の珠を献じました。世尊の納受この事は速く行われたましたか。2人は答えて言った速い。女は言った。あなたの神通力で私の成仏を見て下さいこのことよりも速ですよ。その時の衆会の人は、皆、龍女が突然の間に姿を替えて男子と成って菩薩行を行い即ち南方無垢世界に行き寶蓮華に座わり等正覚を成し32相、80種好あって普く10方、1切衆生のために妙法を演説するを見た。その時に娑婆世界の菩薩聲聞、天龍八部、人、非人と皆遥かに彼の龍女の成仏して普く時會、人天のために法を説いて見て心大いに歓喜してすべて遥かに敬礼す。無量の衆生、法を聞いて解悟し、不退轉を得て。無量の衆生は、道の記を受けることを得ました。無垢世界は6反に振動した。娑婆世界の三千の衆生、不退轉地に住し三千衆生菩提心をおこし受記を得ました智積菩薩及び一切の衆會は、ただ黙って信じたのでした。
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