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維摩経
大乗仏典の一つ下に掲載したのは鳩摩羅什訳、維摩詰所説経(ゆいまきつしょせつきょう)バイシャーリーの長者ヴィマラキールティ(維摩詰、維摩、浄名)が病気になったので、釈迦が菩薩や弟子達に見舞いを命じるが、以前に維摩にやりめられているため、誰も理由を述べて行こうとしない。そこで、文殊菩薩が見舞いに行き、維摩と対等に問答を行い、最後に維摩は究極の境地を沈黙によって示した。下記の本はその部分入不二品の漢訳本
左は興福寺の維摩像、右は延暦寺の維摩像
紹介している本は森江書房 昭和十二年発行珍しいので紹介しています。実際読みましたが解った様な解らない様なそれより筑摩書房から大乗仏典の中にこの本の口語訳が中村元先生の翻訳でまた中央公論社から文庫本で長尾雅人先生の翻訳で(こちらはチヘット訳)で出版されています。両方とも読みましたが解りやすいです。※今まで長尾雅人先生の訳はインド原典と書いていました。間違えていました。このたびインドの原典が発見されました。