東京神楽坂椿屋、月一回ほどお香の会を開催しています。
聞 香 処 (京都)
右は香会に出香の香木や雅銘を記載した物、志野流です。小さくてわかりにくいのですが香銘は青陽、鶴の舞、幾代  春、亀の齢です。           



伊達家御所持の銘香柴舟

上は伊達家の柴舟写真をクリックすると大画面御覧頂けます。 伊予宇和島伊達博物館は字をクリックして下さい。                              
香道 御家流 桂雪会
※参考リンク 東京国立博物館 特別展               仏像一木にこめられた祈り

※参考リンク奈良の名刹寺院の紹介・仏教文化財の解説など
平成20年神無月25日、鎌倉市鎌倉鶴丘八幡宮で香道御家流御宗家三条西堯水家元の献香式の後、鬼頭天薫堂主催の香会に参加させて頂きました。源氏物語千年で源氏物語を題材の組香が主な物でした。源氏香の図の意匠は有名な物、壁紙も源氏香です。尚、組香は本で知識を得るより下の香り雅のアイコン(麻布香雅堂)とか鬼頭天薫堂、上の香道具の紹介の字をクリックしてページの下にある有名香舗に香会を主催している店舗が有るので体験学習した方が早いです。猫と和風のweb素材屋林檎屋小間物店G chan2つのサイトは源氏香壁紙の提供元。私も難しくて組香の説明は出来ません。尚、組香と源氏香の解説は香筵雅遊のページを参照しております。私は御家流との関係は皆無ですが少年期に偶然或る御家流の門人の企業の社長夫人に香を聞かせてもらったのが聞香初体験で聞香を開始しました。不思議と偶然に御家流デモンストレーションに多く参加する機会も有ったので主に御家流香道を中心に紹介いたします。※香会の様子はArai Sola [home]さんのブログを御覧下さい。献香式の様子は左の香道御家流御宗家三条西堯山先生の写真をクリックして下さい。
 

香会、会場の鎌倉市鶴丘八幡宮の大銀杏の注連縄は木が御神木である事を示しています。古来、呪力のある花、山、鳥などの生物(木もそうだと思います)を見て魂が強化される。これを「たまふり」と言い花見、山見はこの呪術に由来します。自然の畏敬には霊木信仰が有り神木、霊木の畏敬、信仰は遂に立木観音信仰を生みました。香木の魅力を引出す香道、源氏物語千年で物語関連の組香の紹介ページに変えましたが。変更前のページで堯山先生を紹介し香木が持つ禅、信仰性を強調し色々な香木の紹介をしました。それは古来日本が持つ木への畏敬、信仰性を暗示的に示したかったのです。日本ほど一木造りの仏が多い国は無いそうで香木に六国五味、雅銘とこだわる国、日本そこには木の畏敬、信仰と同じ底流を感じます。組香を紹介した事で日本人が持つ木その物への特別な畏敬、木を依代としその依代の木に神が憑依(よります)という感情や(特別な木には特別な力が宿ると言う信仰)、組香の紹介からその紹介の企みが薄れたのでそれを暴露しました。日本は変な民族かもしれませんが木の素材はそれだけ魅力が有るのでしょう。一木造りの対は寄木造りで香では練香や線香(香料を細分する香りの創造)に譬えられます。弊作の香道具の世界であわせ香を紹介しております。実はこのページと対称にしたかったのです。木の素材の魅力(鉈彫り)を引き出した仏様は弘明寺宝城坊、天台寺円空木喰が有りますが香りにも、聞香、あわせ香の世界があり対比を成しております。09/3/10デザイン変更。
 
 右は三条西堯雲先生(下の写真右が堯雲先生です)の昭和63年7/9の香会に参加時の説明書き御家流の特徴の構造式が左下に見えます。(源氏物語より空蝉香)写真をクリックすると志野流の香記も参考として一緒に御覧頂けます。

西洋の香水興味のある方弊作のwabです。香水壜
※参考リンク鎌倉彫の全て
源氏香の意匠の例 鶴屋八幡源氏物語
源氏香意匠です。

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香舗 伽羅
蘭麝待の紹介(動画)蘭麝待
香木取り合わせ
建部隆勝の香道秘伝書の紹介
 下、左3枚の写真は陽明文庫と別系統伝来の蘭奢待陽明文庫の物は箱に収納。別系統の蘭麝待は極めも見えます。右の写真はやはり陽明文庫の香木で紙が貼られ雅名が添付してあります。六国は字クリックして詳しく御覧頂けます。伝書の通りの香木。多くの香舗は六国も販売しています。私も六国を所持していてそれは父(故人)の大昔の物、購入時から30〜50年数経過で購入香舗名すら不明。現代の香舗はどんな香木を販売しているかは僅かしか知りません、この父の大昔の六国、羅国は(新伽羅か?)、真那賀はタイプの違う伽羅か?。(品質良です)香りが良ければ全て良しです。下の右の陽明文庫の向かって二番目夜半の秋風(佐曽羅)も典型的の物とは違いツンと来る香りバルサ材に似た木で低価格で同じ種類の木を私も使ていました。そんな話をしていると聞香の目的とは香木の種類、味とかをを見抜く事に有るのでしょうかそれは絶対に違うと思っております。ド素人ですからそんな事は出来ませんし聞香を体験して頂くとその香りの立ち上がりから終焉まで良い香木は丁度香水にトップ、ミドル、ラストと香りの変化のドラマが有る様に変化とドラマと申しましょうかそれが有る事を感じます(これは素人なので素人の勘違いかもしれません)その様な品位自然しか作れない大自然の神秘、神性を香木から学び畏敬や尊敬、信仰心それを学ぶのが目的だと考えております。私はどんなに頑張っても香木を吟味する力は全く有りません。古臭い事を言っていると思われるかもしれません、香木や焼香の刻みが15g単位の販売単位が多い理由を御存知でしょうか?これは江戸時代の小判一枚一両(現在の金額で9万5千円)が約15gだった事に由来するそうです。それで香の単位(15g)一両て言うんです。江戸時代10両取れば(盗めば)首が飛ぶと言われた時代、香は貴重品そんな古い観念で聞香しているので信仰心とかの古典的な考えを持ち出してしまうんです。焼香や刻みを購入する時に一両下さいとか一斤とか無意識に言ってしまう事が良くあるんです。昔の人みたいです。私の家は代々貧しく母は東京青山で根津家と言う家に行儀見習い(子供の女中)をしていた事と私が青山で生まれた事も有り妙に懐かしくなる事が時々あり青山を散策するのですが偶然、松栄堂青山香房を知りました。六国や沈香、白檀の刻みや茶で使う割が1g単位で購入出来、真南蛮を購入しました。サムネイル紹介追加しました。これから香木購入したら御紹介致します。聞香三昧 香道 伽羅に興味のある人のためのページです。 銘付伽羅数点を分析し紹介したサイトこの方は遠州流の伽羅を多く所持する御様子です。私も遠州流の銘付伽羅を1点、分析します。友千鳥、サムネイルにも有ります。初めに香の立ち上がりと2つの香が中心で最後まで続きます。立ち上がりから香1と香2のバランスは1が大、2の小は添う様な感じで香が続いていきます。薫りの立ちは千鳥か舞い上がる様子を香1と香2の大小が付き添う様子は千鳥が2羽付き添う様に飛ぶのを連想出来るので命名されたと推理しました。多分間違いないと思います。ではこれから灰作りを始める全くの初心の方は「この伽羅を聞き始めよう」それは絶対止めて下さい良い香木ほど芸術的な姿で薫るのは火加減の範囲がひどく狭いのです。最初は0.1g単位で六国が購入出来る(香十)店舗も有り低価格の物から火加減を覚えていくのが得策と思います。このページは香道を習ったり灰作りを覚えて3カ月位の方用のページとして最初から作成しました。私もド素人ですが全くの初心者でないて感じの方向きです。煎茶の玉露はとろい温度の湯加減で良い香木もどとろい温度の火加減で長い息で楽しむと覚えて下さい私もトロイですけど

源氏香図図帳の一部(京都大聖寺)


源氏香図左上より若菜(上)野分、桐壺の字、下左より若菜(下)藤裏葉、関屋

御家流御宗家三条西堯水家元
御家流御宗家三条西堯雲家元
聞香の様子
聞香の動画見られます。
香道御家流宗家 三条西堯山先生の聞香の姿三条西堯山先生の写真を掲載したのは或る人から先生が聞香の要点は火加減と言っていたと言うことを聞いた事とこれは私の考えと同じことと、また先生の姿が座禅の姿に良く似ていることなのです。私の体験では座禅の時の心境と聞香の心境が驚くほど似ているので、何故だかは解りませんが、また聞香の名手は長命の人が多く禅僧も長命の人が多いと言います。私はその理由は聞香を習慣とする人は以外にも上流階級の人が多く生活に苦労していないから長生きするだけと思っていましたがそれだけでは無いのかもしれないと今は思っています。禅僧の食事が私の直感では糖尿病食に良く似ていること極めて清潔であること特殊な呼吸法を会得していることなどこれは聞香の名手も同様などにあるのかなと思っています。ところでアロマテラピーという言葉知りました。聞香は和のアロマテラピー風の物だと思います。香の香りを聞く事で、脳内にアルファ波や、エンドルフィンなどの心地よさをもたらす物質が分泌され、癒し効果があると百科事典に書いてあります。私、こんな事、知らない田舎者でした。※聞香が終了した後、香炭団は灰の中で自然に燃えて灰になりますが1〜2時間火が残りますので御注意して下さい。香炭団の火の扱いにはくれぐれも御注意してください。
 
雪舟の達磨   雪舟の達磨大師の肖像
三条西堯山香道御家流御宗家三条西堯山先生
香道具の紹介は字をクリック
聞香の世界

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