恋心、その時、私は

或る時、偶然、彼と仕事の打ち合わせで喫茶店にいた時。店員さんが間違えて「奥さん」注文は？と言った。その時、私はその間違いが、うれしいことに気づいた。
或る時、偶然会社の休息室に見覚えかある彼の飲みかけのコーヒーカップが置いてあった。その時、私は飲みかけのコーヒーを飲んでしまった。なんのためらいもなく
或る時、偶然、彼の誕生日を知った。お昼休みに読む雑誌の占いで彼との相性がとても良いと書いてあった。その時、私は彼との素敵な未来が浮かんだ。
或る時、偶然に彼が別の女(ひと)を褒めているのを聞いた。その時、私は褒められている女に憎しみを感じた。

或る時、寝る前、静かな時、好きな音楽を聴いて気がついた。毎日のこのひと時、もう偶然ではなく彼のを何時も思い出す私をその時、私は好きな素敵な愛のバラードとおなじ気持ちの自分を恋心を。