哀れなる魂 破の段 第5部 東京五輪の日に |
俺は偶然、息子が遊んで貰っている時にこの青年と会った。「息子が何時もお世話になります」「いいえ、 |
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主人公の男の心を更に悲しくさせた。ノーブルな風景のイメージ場所は世田谷区深沢七丁目周辺、庭園は無原罪の基督教関係の建物私はこの周囲は見たことも有りません(私の出身はせいぜいさんやとかのどやがい)しかし偶然この辺を訪れた時、山口百恵の歌の赤い運命ではないけれど「どこか見たような気がするのそういう街て皆様も有りますよねそこで私も全くの想像でこの物語に使いました。 | ||
「そうだこの地は日本に住む外人の別荘地だったのだ」と改めて思った。そして2つの修道院から夕暮れ 俺の人生の全盛期ならばこんな物は幾らでも買えたが………これらの有産階級の暮らしは零落れた俺の心 しかしこれからが俺の人生の素晴らしさだ。智恵子は細々と母子寮に住んだ。しかし俺はそこに転がり込 更に智恵子は生活保護を受け俺は、その中から飲みしろを搾取した。そして大晦日が近付く、暮れになる 仕事もせずぶらぶらしている俺に智恵子は「手伝って」と言ったが、遂に俺は手伝わなかった。暮れは只 |
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それだけなら未だ良い。俺は根性のひん曲がった天邪鬼になっていた。智恵子が外で仕事をしている時に 酔生夢死の人生で俺がやった事は酒に酔って自分自身の大切な人生を酔って敲く酔敲だぜ。ところで昔、 |
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